その300万円はどこに消えたのか?リフォームの実際の費用とソーシャルメディアに投稿された美しい写真との違い
美しい写真の裏には、膨大な労力、時間、そしてもちろん多額の費用が隠されています。
「リノベーション・ムーブメント」の全エピソードはこちらでご覧いただけます:
- 第1話:壊れたスターリン時代のアパートを買った——何が問題だったのか?
- 第2話:引っ越し – どんな解決策が私たちのアパートを救ったのか?
- 第3話:高額なリノベーションの失敗例。
- 第4話:300万ルーブル以内でリノベーションするには?最後の仕上げ作業。
- 第5話:悪夢のようだったが、やり遂げた——スターリン時代のアパート内覧。
「リノベーション・ムーブメント」プロジェクトでは、専門家のクセニア・シャフマトワさんと共に、77平方メートルの3室構成のスターリン時代のアパートをリノベーションしています。予算は300万ルーブルですが、この金額に対して視聴者からさまざまな反応があります。安すぎると思う人もいれば、モスクワではこれで十分だと考える人もいます。なぜリノベーション費用についてこのような認識の違いがあるのでしょうか?実際にどのような費用が発生するのか、そしてソーシャルメディアに掲載されている美しい写真と現実との違いは何なのかを探ってみましょう。
記事の主なポイント:
300万ルーブルであれば、解体から装飾まで、家具や家電も含めた全工程がカバーされます。
解体作業にかかる費用は約77万ルーブル(1平方メートルあたり1万ルーブル)です。
配管の再設計には、1本あたり最大10万ルーブルが必要になる場合もあります。
「目に見えない」下地作業だけで予算の40%を占めることもあります。
解体や廃棄物処理といった目に見えない費用も忘れてはなりません。
リノベーションが財政的な落とし穴になる場合
「300万ルーブルという予算額に驚く人もいますが、私たちはこの金額で本当にリノベーションを成し遂げました。しかし、『300万ルーブルでは無理だ』と言う人もいるのです」とクセニアは語ります。
なぜこうした誤解が生じるのか、そして実際にこの予算額には何が含まれているのかを見ていきましょう。
完璧な「前後比較」写真の裏に何があるのか
ソーシャルメディアで「150万ルーブルでリノベーション」というキャプション付きでアパートの変貌を見たとき、実際にどのような作業が行われているのかを理解することが大切です。通常、この金額には以下の費用が含まれます:
- 仕上げ用の材料費。
- 仕上げ作業費。
- 基本的な配管工事費。
- ソーシャルメディア用の美しい写真撮影費。
しかし、この「予算」には通常含まれていない費用もあります:
- 古い内装の解体費。
- 廃棄物の処理費。
- 下地材料費。
- 引っ越し費用。
- 配管設備の交換費。
- 家具や家電の購入費。
- デザインプロジェクトの費用。
- 装飾や布地の費用。
リノベーションにかかる実際の費用
私たちの場合、300万ルーブルという予算は最初から最後までの全工程をカバーしています。
「アパートが荒れ果てた状態だったのに、3ヶ月後には全面的なリノベーションを経てまるで新築のようになります。些細な修繕ではなく、解体からカーテンや枕の設置まで、すべてを自分たちで行います」とクセニアは説明します。
では、この予算は具体的にどのように使われるのでしょうか?
作業費:77万ルーブル
「第1話でお伝えしたように、私たちの作業員は1平方メートルあたり1万ルーブルを請求しています。このアパートは77平方メートルなので、総費用は77万ルーブルです」とクセニアは説明します。
- 解体作業。
- 新しい壁の建設。
- 配管工事。
- 電気工事。
- 配管設置。
- タイル貼り。
- 塗装作業。
- 床や壁の修理。
ただし、作業員は以下の作業は行いません:
- 窓の取り付け。
- 天井の設置。
- 配管の溶接。
- 家具の組み立て。
- 左官工事。
- スパッタリング作業。
- 下塗り材。
- 防水処理。
- 床の敷設材料。
- 注入型床材。
- 配線やケーブル。
- 管材や継手。
材料費:約81万ルーブル
「材料代は合計で約81万ルーブルです。これには下地材料や仕上げ用の材料も含まれます」とクセニアは述べています。
廃棄物処理費:5.5万ルーブル
「廃棄物処理にはわずか5.5万ルーブルしかかかりませんでした」とクセニアは言います。
予期せぬ費用:10万ルーブル以上
「予想外の費用として、配管を再設計する必要が出たことがありました。これは本当に大きな出費でした」とクセニアは語ります。
- 壁や床板に隠れていた欠陥。
- 共用設備のトラブル。
- 水漏れや浸水事故。
- 電気関連の問題。
家具、家電、装飾費:約1,200万ルーブル残りの予算は、アパートに必要なすべてのものを揃えるために使われます:- 家電付きのキッチンセット。
- 一体型のクローゼットや戸棚。
- バスルーム用品(浴槽、トイレ、ミキサー)。
- 照明器具。
- ドア。
- ソフトファニチャー。
- 装飾品や布地。
なぜソーシャルメディアでは安く見えるのか
リノベーション費用について誤解が生じる理由はいくつもあります:
結果だけが表示されている
ソーシャルメディアでは、解体や下地作業といった「汚れた」工程がほとんど映し出されません。これらの作業には予算の40%も費やされるのですが、美しい完成後の写真だけを見ていると、実際にどれだけの労力が必要だったのかを判断するのは難しいです。
実際の作業期間が軽視されている
「私たちのチームは3~5人で常に現場で作業しており、彼らもそのアパートに住んでいます」とクセニアは話します。
投稿ではよく「1ヶ月で完成」と書かれていますが、実際には5~6人が週末を含めて1日12時間も働いているのです。このことが費用に大きな影響を与えます。
すべての費用が含まれていない
多くの人は仕上げ作業にかかる直接費用しか計算していません。しかし、デザインプロジェクトや材料の運搬費、リノベーション後の清掃費、仮住居の費用なども忘れてはなりません。
非正規のチームを使うと問題が発生する
安さを求めて非正規のチームを使うと、後で修正作業に多額の費用がかかることもあります。クセニアは強調します:
「どんなに信頼できる人たちでも、契約をしっかり結ぶことが大切です。そうすることで、最終的に発生するすべての費用を確実にカバーできます。」
リノベーション予算を現実的に見積もる方法
面積に4万~5万ルーブルを掛けてください。これが2023~2024年にモスクワで行うリノベーションのおおよその費用です。
予期せぬ費用として15%~20%を追加してください。特に中古物件の場合はこの額が必要になることが多いです。
自分自身に正直であることが大切です。予算が限られている場合は、優先順位をつけて不要なものは諦めましょう。
すべての取り決めを書面に残しておきましょう。そうすることで、後で予期せぬ追加費用が発生するのを防ぐことができます。
なぜ300万ルーブルが妥当な金額なのか
「この面積で全面的なリノベーションを行うには、これが最低限の予算です。もし誰かが自分でこの作業を試みたら、この金額は絶対に妥当だと思います」とクセニアは結論づけます。
古い建物のアパートを全面的にリノベーションする場合、引っ越しや配管設備の交換、スタイリッシュなデザイン、高品質な材料が必要となるため、モスクワでは300万ルーブルという金額でさえもお得だと言えます。
重要なのは、ソーシャルメディアに掲載されている美しい写真はほんの一部に過ぎないということです。その裏には膨大な労力、時間、そしてもちろん多額の費用が隠されています。
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