ケンナ・デザイン:ミシュラン賞受賞者が手掛けた、宋代の芸術的なスタイルを取り入れたデザインで、お茶とワインがテーマになっています。

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翻訳後のテキスト:

プロジェクト: 上海の中国風レストラン「ティーカルチャー」-雲鳳ハウス

建築家: 杭州ケンナインテリアデザイン有限公司

所在地: 中国・上海

面積: 10,763平方フィート

写真提供: Toprand

杭州ケンナインテリアデザインによる雲鳳ハウス

窓の外では同じ月でも、梅の花だけが夜を特別なものにする。

——南宋の詩人・杜耒による一節

唐の詩人・司空曙は「表面を超えて本質を捉えよ」と述べた。これは宋代の美意識が持つシンプルさと優雅さを見事に表している。昨年末にミシュラン1つ星を獲得した Guiyang料理の代表的なレストラン「ティーカルチャー」は、ユニークな空間デザインで知られている。杭州ケンナデザインは「茶経典」というコンセプトのもと、約1,000平方メートルの空間に繊細なディテールと荘厳な雰囲気を創り出した。

空間構成

まず最初に行われたのは、元々プールだったこの建物の内部を再構築することだった。古い階段を取り壊し、ランプの横に開放的なメイン通路を設けて建物全体をつなげた。機能エリアや個室への動線も整理され、シンプルで控えめなデザインによって空間全体が一体感を持つようになった。

ランプによって約10平方メートルの空間が形成され、その曲線的なラインが特徴だ。上へと昇るにつれて、空間が「開いたり閉じたりする」リズムが自然と感じられる。派手な装飾を避けることで、空間はさらにシンプルさを保っている。

エントランスホールは一つではなく、1階のフロントラウンジが伝統的な中国文化における最高の礼儀とされる「茶室」として機能している。上階から聞こえる古琴の音色も遠ざかるにつれてより鮮明になり、お茶の香りと調和している。電動ブラインドを使うことで空間の自由度が高まり、没入感がさらに自然になっている。

「山・水・収集品」

都市の中でも山や川は貴重な存在だ。空間デザインを通じて、これらの要素を限られたスペースの中で再現することができる。設計者は朱色、灰色、青色などの伝統的な中国色を使い、紙から空間へと絵画を広げるような効果を生み出した。灰色の装飾や黒い鋼材が空間に安定感を与えている。

シンプルな建築柱の隙間から光が差し込むと、天井や壁に光と影の美しい効果が生まれる。これらは文学的なスタジオを想像させたり、波状の山々を表現したりする。静かな空間の中で、すべてが明らかになってくる。

石の風景や木々、花の枝もそれぞれ独自の方法で空間を彩っている。これらは空間の転換点に配置され、各エリアの「始まり」や「物語」を象徴している。訪問者はそれらを観察したり、そのままにしておくこともできる。さらに、「何もない」空間も多く残されており、すべてのものがそこに依存して存在する。

中国美術の歴史を振り返ると、それは工芸品の輝かしい成果だ。だからこそ、茶卓や古琴の音、香、花瓶といった細部にも設計者は細心の注意を払っている。薄暗い壁灯り、まだ完全に冷めていない最後の一杯のお茶、揺れ動くキャンドルの炎、そしてつぼみをつけ始めた花々——これらすべてが訪問者に静かな空間であることを感じさせつつ、実際には主役ではない自分自身でいられるようにしてくれる。

どんな文脈においても、美学とは実用的な機能を持たない感情的な喜びだ。楽しみの上に、ケンナデザインは空間に自由と優雅さを加えている。

13の個人的な体験

新しい空間には「山を観察する」「ランの花と楽しく会話する」「味わいと香り」「最高の味わい」「悟り」「空虚な空間」といった、五感で感じられる雰囲気を名前にした13の個室が用意されている。

来客はそれぞれの個室で「山を観察したり、ランの花を楽しんだり、雲の香りを嗅いだり」することができる。時間が経っても、料理やお茶の香りはその空間に残り続ける。

現代中国風の家具は特定の時代を強調していない。空間全体と一体化し、素材や生地は使い心地と操作性を最優先している。

壁面の装飾によって、伝統的な山水画の形が大規模な自由な絵画へと変化している。実際の絵画はないものの、絵画特有の雰囲気が創り出されており、極めてシンプルでありながらその精神は保たれている。これもまた、空間内の不安やイライラを和らげる効果的なデザイン手法だ。

伝統を取り入れることが空間デザインで流行っている今、現代性をどのように活かすかが重要だ。その一つの方法は、その古きルーツを探求することだ。そしてお茶の味わいは永遠に変わらない。

-プロジェクト概要及び写真提供:杭州ケンナインテリアデザイン有限公司