木造住宅の基礎構造――種類と修理方法
写真1 – 建設中の木造住宅の基礎
木造住宅に適した基礎には主に3種類あります:
- 一枚板型基礎;
- 単純杭基礎;
- ヘリカル杭や地中掘削杭などの強固な杭基礎;
一枚板型基礎
施工が簡単でコストも抑えられる浅層基礎としてよく使われます。この基礎を構築できる条件は以下の通りです:
- 凍結によって土壌が膨張しにくい弱い土質;
- 地下水位が地表から1メートル以上離れている場合。
一枚板型基礎は、土壌の膨張や沈下にも耐えられる剛性のある構造を形成します。
図1 – 一枚板型基礎
通常、溝の深さは0.7メートルまでです。溝には砂を20~40センチメートルの厚さで詰め、残りのスペースには鉄筋コンクリート製の一枚板が設置されます。
杭基礎
面積が4×3メートルまたは3×3メートルの小規模な建物に適しています。ただし、不安定で凍結によって土壌が膨張する場所では使用できません。
図2 – 杭基礎
この基礎は、石や鉄筋コンクリート、レンガで作られた直径0.4メートルの杭で構成されています。杭は木造枠組みの周囲に2メートル間隔で設置され、耐荷重壁や仕切り壁、構造的な接合部にも配置されます。
杭を埋める穴は0.125立方メートルの体積に掘られ、その後砂利で満たされます。
ヘリカル杭基礎
さまざまな規模の住宅や、様々な種類の土壌、複雑な地形にも適しています。
図3 – ヘリカル杭基礎
鋼製の杭が構造物の基盤となり、各杭には密な土壌層に効率的に打ち込むための特殊なヘリカル形状の先端が付いています。
ヘリカル杭は手作業でも専用機器を使っても設置でき、1本あたりの耐荷重能力は最大8トンに達します。
地中掘削杭基礎
この基礎の構造はアスベストセメント製の管で、その内部に鉄筋を入れてコンクリートを流し込んで作られます。
写真2 – 地中掘削杭基礎
設置方法は、杭穴を掘って管を設置し、鉄筋枠を組み立てた後にコンクリートを流し込むというものです。
この基礎は弱い土質や2階建ての住宅に最適です。
木造住宅の基礎の修理
既存の木造住宅の古く損傷した基礎を修理することは複雑です。可能な対策には以下のようなものがあります:
- 基礎全体または一部を交換する;
- 基礎を持ち上げる;
- 補強する。
基礎の交換
この作業を行う場合は、住宅や壁、屋根がまだ良好な状態であり、修理後も居住可能であることが前提です。
作業は専用のジャッキを使って住宅を持ち上げることから始まります。
写真3 – 基礎の持ち上げ
ジャッキの下には厚い木材やレンガなどが敷かれます。ジャッキは住宅の両隅に設置され、端から0.5メートルの位置に固定されます。
住宅は段階的に持ち上げられ、その都度しっかりと固定されます。修理中に住宅をどのように持ち上げるか?一度に1.5~2センチメートルずつ持ち上げ、その下に木材やレンガを敷きます。同じ間隔で繰り返します。
一方を持ち上げたら、もう一方も同様に持ち上げます。
持ち上げが完了し、住宅が安全に固定されたら、古い基礎を取り壊して新しい基礎を選択した方法に従って設置します。
修理方法の選択によって、新しい基礎の強化方法も決まります。
適切なジャッキや信頼性の高い材料を使い、新しい基礎を安全かつ確実に設置することができます。
修理が完了したら、住宅をゆっくりと元の位置に戻します。
重要!
戻す前に、新しい基礎に防水処理を行ってください。また、修理後の住宅の下部壁もしっかりと補修してください。
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