基礎排水システム
なぜ排水が必要なのでしょうか?
その答えは簡単です。防水処理を行うことで基礎材に水害が及ぶのを防ぎ、排水システムによってその水を排除するのです。したがって、防水処理と排水は併せて行われなければなりませんが、どちらも互いに代わることはできません。
排水システムとは、基礎壁や地盤から余分な水分を取り除くための複雑な工学システムです。これには融雪水、雨水、地下水が含まれます。もし物件が低地に位置している場合や地下水位が高い場合には、敷地内、あるいは少なくとも基礎周辺から水分を排出する対策を講じることが不可欠です。これにより地表水の溜まりを防ぎ、季節ごとの水位上昇や停滞を大幅に軽減できます。
排水システムは、基礎の周囲に溝を掘り、その中に管を敷設するものです。また、点検用のマンホールも必要です。市場では、ジオテキスタイルで覆われた排水管も販売されています。これにより詰まりが防げ、システムの長期的な性能が保たれます。ただし、このような管を使用してもシステム内でジオテキスタイルを使う必要はなくなるわけではありません。
重要なのは部品だけでなく、適切なシステム設計でもあります。正しく準備された工事と丁寧に行われた作業こそが、効果的な性能を保証します。
排水システムの種類
基礎を水害から守るために使用できる排水システムには、主に2つのタイプがあります。1つは壁付き排水システムで、もう1つは環状排水システムです。壁付き排水システムでは、溝の一方が基礎壁そのものになります。環状排水システムでは、溝を家から1.5~3メートル離れた場所に設置します。建物に地下室や地上階がある場合は壁付き排水システムを使用し、それ以外の場合は環状排水システムで十分です。
環状排水システムと壁付き排水システムの違いは、後者が構造物から一定の距離に設置される点です。また、管の曲がり角が緩やかであるため「環状」と呼ばれています。家からの正確な距離は3メートルを超えない限り問題ありません。ただし、管は必ず基礎の下に敷設しなければなりません。
環状排水システムは壁付き排水システムよりも効果が若干劣ります。洪水の危険性が低く、家の周囲にコンクリート製のフレアが設置されている場合に適しています。なお、壁付き排水システムの方が環状排水システムよりもわずかに高価ですが、その差は大きくありません。
設置手順
排水システムの設置には数週間かかることが一般的です。そのため、作業を始める前には、家の周囲を雨やゴミから守る必要があります。設置手順は以下の通りです:
排水管を敷設し、マンホールに向かって約3度の勾配をつけます。これにより水が自然にマンホールに流れ込みます。そうでなければポンプが必要になります。
注:壁付き排水システムを使用する場合には、基礎から0.5~1メートル離れた位置に設置することもあります。これにより防水性能が保たれ、水の流れが確実になります。ただし、この場合は雨水排水管を設置することはできません。
排水システムの設置には労働強度が高く、材料費もかかるため費用がかかります。しかし、正しく設置されなければ機能しません。そのため、専門家に依頼し、作業の品質を確認することが大切です。







