予算を抑えながら空間を広く見せる方法:建築家のアドバイス
プロフェッショナルたちが提供する、簡単に実践できるアドバイス。
集合住宅のアパートメントのほとんどは広いスペースを持っていないため、家具やインテリアアイテムで生活空間を乱さずに、利用可能な平方メートルをできるだけ効率的かつ機能的に活用することが大切です。部屋をより広く見せたい場合、多額の費用をかける必要はありません。実際、資金を一切使わなくてもできる方法もあります。空間を視覚的に広げる方法については、デザイナー兼建築家のエウゲニー・コブロフが解説します。
エウゲニー・コブロフ — デザイナー兼建築家
適切な色選び
暗い色は部屋を視覚的に狭く見せてしまいます。そのため、部屋の色を選ぶ際には明るいトーン、特に冷たいグレーやブルー系がおすすめです。しかし、明るい白は逆効果で、空間を狭く見せてしまいます。対照的な色の壁を使うことで、視覚的に空間を広げることができます。バスルームの場合も、床タイルは明るい色で、模様のない単色が良いでしょう。また、壁の色とは異なる色を選ぶべきです。

デザイン:エレナ・マクシモヴァ
ドアの排除
ドアはスペースを取ります。キッチンと廊下の間にある開口部をアーチ状にすると、視覚的に広く見えます。小さなアパートでは、通常のドアの代わりに折りたたみ式のドアを使うと、空間が広く感じられます。
リフォームだけでなくファッションにも当てはまる普遍的なルールがあります。縦縞模様は体をより高く見せ、視覚的に伸びやかに見せますが、横線は逆効果で、物を短く(ファッションの観点から言えば太く)見せてしまいます。そのため、横線を使ったデザインは避けるべきです。前述したように、対照的な色の壁も空間を広げる効果があります。
また、縦長の形を持つ家具や棚なども空間を広げるのに役立ちますが、過度に使いすぎると逆効果で、空間を狭く見せてしまうことになります。

デザイン:悪い建築を避ける
家具の選び方
物が散乱していると、部屋が狭く感じられます。そのため、家具を選ぶ際にはコンパクトで多機能なものを優先しましょう。ベッドの代わりに折りたたみ式のソファを、通常サイズのキッチンテーブルの代わりにバーカウンターを使うといった具合です。複数の用途に応じて使える家具が理想的です。例えば、コンピュータデスクにもなる棚や、ベッドにもなるキャビネットなどです。
デンマーク製やフィンランド製の家具を選ぶと良いでしょう。これらは通常よりもサイズが小さいため、他の家具に比べて部屋全体が広く見えます。形についても、柔らかくて開放的なデザインの方が空間を広げるのに役立ちます。

デザイン:アレクサンドラ・サクマロワ
鏡
鏡は小さなアパートの問題を解決するのに役立ちます。光を反射して空間を広く見せてくれるからです。スタジオアパートには、壁掛け式のクローゼット(深さが浅いためスペースを取らない)に鏡を取り付けるのが良いでしょう。これにより、部屋が長く広々とした印象になります。また、収納スペースも衣服だけでなくスーツケースや掃除機、アイロン台などを収納できるようにすることで、大きな物の収納場所に関する悩みも解決できます。

デザイン:アンナ・ドブロコフスカヤ







