スロベニアのイドリヤにあるサナ・プレムルン作『ハウス・ナシャイシ』
原文:

プロジェクト名:ハウス・ナシャイシ
建築家:サナ・プレムルン所在地:スロベニア、ヴィパヴァ渓谷、イドリヤ面積:1,829平方フィート写真提供:ミハ・ブラティナサナ・プレムルンによるハウス・ナシャイシ
建築家自身の住居は、その設計哲学のインスピレーション源となることが多い。長方形のフォームのシンプルさと石、鋼鉄、ガラスといった自然素材を組み合わせ、エレガントで洗練された内装を持つこの住宅は、時の試練にも耐えうるモダンな家族向けの住居だ。
この現代的な住宅は、1970年代から1980年代に建てられた典型的な平屋の周囲に位置している。これらの家々はほとんどが二つの独立した部分で構成され、マンサード屋根を持っている。新しい建物は周囲の環境を真似るのではなく、わずかに離れた位置にあるが、目立ちすぎることもない。実際、ほとんど見えないほどだ。

このプロジェクトの総面積は170平方メートルで、2階建てにテラスが付いている。建物の位置は非常に重要だ。なぜなら、ヴィパヴァ渓谷では強風「ボーラ」が吹くからだ。そのため、建物の向きや内部空間の配置は、自然光を取り入れつつも夏場の過度な暑さを防ぐ必要がある。同時に、屋内からは美しい庭園の景色を楽しむことができる。
平らな屋根によって建物の高さが抑えられており、隣人の家の眺めを妨げない。同じ理由で、2階は建物の西側に寄せて配置され、テラスは東側にある。

この住宅の強度を確保するために、自然素材が使用されている。東側と西側のファサードは地元産の石で覆われ、内部は木材と石が組み合わさっている。
デザインには伝統的な素材も取り入れられており、アクセス道路には古く風化したレンガが使用されている。このような伝統的な素材を建築に取り入れることで、地元の家屋特有の温かみある雰囲気が生まれ、一方で南側のファサードには大きなガラス面が設けられており、都市の全景を楽しむこともできる。
- プロジェクトの説明及び写真提供:サナ・プレムルン


























