ポルトガルのヴェルモインにあるイグレア・ベッラの古代宮殿、ヴィジオアーキテクトス社によるプロジェクト

1881年にヴェルモインのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリサイオに建てられたイグレア・ベージャ古宮殿は、長年にわたり重要な農家が所有していました。バロック様式で、2つの塔とゴシック・リヴァイバル様式の教会付属施設を備えています。
多くの増築や改造が行われる中で、この建物の特徴的な美しさは失われていきました。そのため、構造的・機能的な面で多くの課題に直面していました。
このプロジェクトでは、体積や空間の復元、劣化した構造部分の修復、歴史を通じて生じた非対称性の解消を通じて、この建物の価値を再評価しました。また、イベントを開催するための新しい空間を追加することもプロジェクトの目的の一つでした。
地元の文化的景観にこのランドマークを守り続けるためには、厳格な修復基準が求められました。新しい部分を加えつつも、古い建築構造の特徴を尊重し、宮殿の中央を通る歩行者用の通路を強化することで、この建物の魅力を引き出すことに成功しました。

新旧の対比は、地元の素材や現代的な建築手法を組み合わせることで表現されています。色彩や体積のバランスが周囲の自然環境と調和しています。建物の大部分を覆うCOR-TEN鋼材、花崗岩、木材、コンクリートは、地元の伝統的な穀物倉庫から着想を得たデザインです。
穀物倉庫は通常石や木材で作られ、側面に通気口を設けてトウモロコシを乾燥させると同時に、地面を高くして齧歯類の侵入を防ぐものです。ポルトガル北部では特に多く見られ、民族学的な観点からも観光客に人気があります。
内部空間と外部空間の関係は、建物のエネルギー効率を損なわないように大きな窓を通じて表現されています。また、地元の穀物倉庫を彷彿とさせる合板も使用されており、2つの平面で非対称に折り曲げられた部分がイベントスペースへのアクセスを制限し、内部と外部の間の遷移空間として機能しています。
最後に、景観デザインにおいては、既存の植生を活かして道や中庭を設計し、花崗岩で舗装することで、周囲の環境と調和のとれた空間が創出されました。
– Visioarq Arquitectos






























