オーストラリアのメルボルンにあるRob Kennon Architectsによって設計された「Fitzroy North House 02」

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プロジェクト:フィッツロイ・ノース・ハウス02 建築家:ロブ・ケノン建築事務所 所在地:オーストラリア、メルボルン、フィッツロイ・ノース 面積:2,120平方フィート 完成年:2019年 写真提供:デレク・スワルウェル

ロブ・ケノン建築事務所によるフィッツロイ・ノース・ハウス02

オーストラリア、メルボルンにあるフィッツロイ・ノース・ハウス02は、ロブ・ケノン建築事務所によって設計されました。このモダンな住宅は2,000平方フィート以上のユニークな生活空間を提供しています。これは同事務所が手掛けた初めてのプロジェクトではありません。以前にもフリンダース地区の「ブラッフ・ハウス」やアボツフォード地区の「データム・ハウス」などを紹介したことがあります。

このプロジェクトは、その地域性を反映しつつ、伝統的な建築様式からインスピレーションを得ています。密集した都市部の土地においても、自由で開放的な空間を実現しています。フィッツロイ・ノース地区の歴史ある静かな通りに位置するこの住宅は、2階建ての労働者住宅を彷彿とさせる抽象的な外形を持っています。

住宅は2つの明確に区分された部分で構成されています。通り面に面した新しい部分では、バルコニーと屋根が一体となっており、平らな屋根が労働者住宅を彷彿とさせるデザインとなっています。典型的なテラス壁のような2枚のレンガ製側壁によって建物が囲まれ、通り沿いにある雨樋線に合わせた低いバルコニーが設けられています。木製の梁がファサードを覆っており、伝統的な住宅のプロポーションが効果的に表現されています。

入口は目立たない木製の格子を通って入りますが、そこからは予想外に狭く開放的な外部廊下へと続きます。この廊下は労働者住宅の控えめなプロポーションを保ちつつ、背後の庭園の開放感を強調しています。中に入ると、ゲストルームやスタジオがあり、ここから住宅のコンセプトが具体的に表現されています。「庭の中の家」というイメージです。

既存の2階建てのフェンスに沿って配置された住宅の主要部分は、2つの庭園に囲まれており、日光を十分に取り入れることができます。この設計思想は、従来の「裏庭付き住宅」という形式を踏襲していません。周囲を囲むレンガ製のフェンスによって敷地が区切られ、共有された境界線と一体化しています。コンクリートスラブ、レンガ、亜鉛メッキ鋼といった実用的な素材が住宅全体に使われており、生活空間同士の境界が曖昧になっています。

庭園内に位置するキッチン、リビングルーム、ダイニングエリアは、ガラス製の開口部によって区切られており、空気の流れが自由に行き来できます。住宅全体を通じて、「隠し要素」を活用したデザインが統一されており、特にドア、家具、給排水設備などにその傾向が見られます。このようなデザインによって建築のシンプルさが強調され、「庭の中で生活する」というコンセプトが実現しています。エッカーズリー・ガーデン・アーキテクチャとの緊密な協力により、この重要なコンセプトが実現しました。「庭の中で生活し、その上で睡眠を取る」という暮らし方です。

亜鉛メッキ金属製の網目は、3つの寝室と2つのバスルームからなるプライベートな上階エリアを囲み、日差しが入るのを防ぎながらも、下層の庭園を陰りなく保っています。この静かで守られた空間は、庭園の上に浮かぶように配置されています。

このプロジェクトは抽象的なデザインを探求し、典型的な都市部のテラスハウスという形式を再考することで、形そのものよりも自然とのつながりを重視した空間を創造しています。

–ロブ・ケノン建築事務所