イランのムーサにある35-51アーキテクチャオフィスによって設計された「ダッシュ・エ・チェヘル・ヴィラ」
プロジェクト名:ダシュ・エ・チェヘル・ヴィラ 設計者:35-51アーキテクチャオフィス 所在地:イラン、ムサ 面積:4,736平方フィート 完成年:2019年 写真提供:アラーシュ・アフマディ
35-51アーキテクチャオフィスによるダシュ・エ・チェヘル・ヴィラ
「ダシュ・エ・チェヘル・ヴィラはユニークだ」と言うと奇妙に聞こえるかもしれませんが、イランのような現代住宅が珍しい地域に位置していることを考えると、確かに他に類を見ない建築物です。このプロジェクトは35-51アーキテクチャオフィスによって手掛けられ、砂漠の景観に囲まれた約5,000平方フィートの居住空間が提供されています。
ダシュ・エ・チェヘル・ヴィラは、寒冷気候の中で屋外と屋内の生活スタイルを両立させた建築物です。雪や雨の中でも安全な空間にいられる一方で、屋内にいても外の世界との視覚的・心理的なつながりを失わないように設計されています。さらに、内外の境界を曖昧にすることで、より自由な空間を実現しています。
設計段階では、敷地が南北方向に長く(50メートル×20メートル)、北側の美しい景色を最大限に活かすために、建物も同じ方向に配置することにしました。さらに、建物内に対角線上の切り口を設けることで、北側の眺めを建物の中心部まで取り入れ、中庭に屋外のような空間を作り出しました。これにより、雪や雨の日でも人々がその空間を自由に利用できるようになり、暑い日には直射日光から守られた状態で中庭を使えます。興味深いことに、居住者は冬場でもほとんどの時間を中庭で過ごすことができます。
建物の南側には、厚い石壁で囲まれたガラス製の室(トロンベウォール)があり、上部と下部に設けられた開口部を通じて日中に集められた太陽熱が夜間に建物の暖房に利用されます。
最後に、傾斜した敷地でよく採用される段差のある配置を避けることで、水平および垂直の動線がスムーズになり、建物内を移動する際の快適さが向上し、自由な空間感が生まれました。
–35-51アーキテクチャオフィス







