メキシコにあるStudio Francisco ElíasによるCancun House
プロジェクト:カンクン・ハウス
設計者:スタジオ・フランシスコ・エリアス
所在地:メキシコ、カンクン
面積:8,417平方フィート
写真提供:ギジェルモ・デ・ラ・マサ
スタジオ・フランシスコ・エリアスによるカンクン・ハウス
スタジオ・フランシスコ・エリアスはメキシコにこの優雅なカンクン・ハウスを設計しました。このプロジェクトは、茂ったジャングルの中にある「現代の神殿」として構想されており、約8,500平方フィートの広々とした居住空間があり、自然環境と直接つながっています。

この建物は「ジャングルの中の神殿」として設計されており、周囲に豊富にある植生が、内部空間と外部空間の調和を実現するための基盤となっています。また、自然光や風通しを効果的に活用することもできます。プレキャストコンクリート構造を採用しているため、北東方向に大きな開口部が設けられており、湖を望む壮大な日没の景色を楽しむことができます。
空間の配置は意外性に富んでいます。中央ホールがメインファサードから後方にまで延びており、プールや湖がある場所までつながっています。この長い空間構成は、オリンピック・パラディオ劇場の遠近感を模倣したものであり、同じ空間が入口に隣接する庭園の背景としても機能しています。

建物内を湖に沿って歩くと、コロンビア人アーティストラモン・ラセルナの作品に見られる光と影の対比が生み出す美しい景観を楽しむことができます。特に日没時には壁面が際立ち、チチェン・イツァやウスマル、エジプトといった古代文明を思わせる光と影の美しい相互作用を体験することができます。
建物の正面ファサードはシンプルなデザインながらもエレガントで、その背後には豊かな樹木や植生が広がっています。一方、裏側のファサードは湖に面しており、住宅地としての機能要求や依頼主の期待に応えるための適切なデザインが採用されています。全体として、砂ベージュ色とゴールド色を基調とした単色調の建築物であり、周囲の自然環境を温かく迎え入れています。地域特有の土壌や砂の色合いを取り入れることで、色彩が周囲の景観と調和しています。

敷地の地形も建築計画を効果的に実現するための重要な要素となっています。道路は+/-0.0の高さで維持されており、1階部分でも同じ高さが保たれている一方で、地面は均等に15%下がっているため、プールやサンルームの近くに技術的な設備を効率的に配置することができます。地面とサンルームの高低差により、内部の階段を使わずに高いテラスで来客を迎えることが可能です。建物の形状が敷地の地形に完全に合致していたため、平準化作業もスムーズに行うことができました。
建築デザインの要素、特に耐荷重壁は非常にユニークです。これらはラテンアメリカ人アーティストの造形技術やメキシコ人大工たちの匠の技を取り入れたものであり、建物の中央部分には複雑な形状が形成されています。このような構造設計により、大きな開口部が設けられ、湖の景色が視覚的に広がって見えるようになっています。
-スタジオ・フランシスコ・エリアス






















