アームストロング天井:種類と技術仕様
このシステムについてさらに詳しくご覧ください。
写真1 – 金属板を使用したアームストロング型天井。ドバイの国際空港
吊り天井は、その構造によってモジュラータイプとソリッドタイプに分けられます。モジュラータイプの天井は、レール、カセット、そしてフレームに取り付けられたパネルで構成されています。なお、フレームの配置方法には2種類あり、外装の後ろに隠すか、天井の表面に突き出させるかが選べます。
吊り天井の種類
- ミネラルファイバー製のアームストロング型天井;
- 石膏製天井;
- プラスチック製天井;
- 金属製天井(リーフ型、カセット型、メッシュ型などがあります);
- 木製天井;
- デザイナータイプの天井(ミラーやガラス製などがあります)。
重要!見た目だけでは吊り天井と覆い型天井を区別することはできません。違いは構造のフレームの固定方法にあります。吊り天井の場合、ガイドレールは下地の天井から吊るされますが、覆い型天井の場合はフレームが壁や天井に密着して取り付けられます。
そのため、天井の高さを維持したい場合は、覆い型天井を選ぶ方が良いでしょう(天井にわずかな曲率があっても設置可能です)。
図1 – オーカル型天井パネル。特徴
- モジュラータイプの吊り天井の利点:
ミネラル製モジュラーアームストロング天井
現代のオフィス環境において、アームストロング型天井は欠かせません。なぜなら、この天井は室内の音響性能を向上させ、防音効果を発揮し、照明レベルを調整することができるからです。また、配管なども隠すことができます。このような天井のフレームには照明器具や換気グリルも取り付けることができます。
ミネラル製吊り天井システムは、吊り下げシステムと天井パネルで構成されています。
図1 – アームストロング天井の取り付け部位
図2 – アームストロング天井の取り付け図。図面番号2
アームストロング天井パネルの種類
アームストロング天井は、オフィスや公共施設、ショッピングモールなどに適した「エコノミークラス」の吊り天井です。
エコノミークラスの天井パネルの種類:
- "BAJKAL"、"TATRA"、"CORTEGA"、"OASIS"、"OASIS PLUS"などがあります。
これらは衛生性や耐湿性、耐衝撃性、音響性能、耐久性に優れた機能的な吊り天井です。
「プリマ」クラスの天井パネル:
- エコノミークラスに次ぐのがアームストロングプリマ型吊り天井です。"PRIMA DUNA PLUS"、"PRIMA PLAIN"、"PRIMA CIRRUS"、"PRIMA CASA"、"PRIMA ADRIA"、"PRIMA FINE FISSURED"などがあります。これらは防火性、高い耐湿性、優れた音響性能、装飾的な質感、そして耐損傷性を持っています。
- パネルサイズ(mm):600x600x12。
- アルファw(厚さ):0.55mm。
- 吸音率NRC:0.55。
- 音響減衰値Dncw(dB):34。
- 反射率(%):80。
- 耐湿性(RH%):70。
- 熱伝導率(W/m°C):0.0562。
- パネルサイズ(mm):600x600x15。
- アルファw(厚さ):0.55mm。
- 吸音率NRC:0.50。
- 音響減衰値Dncw(dB):34。
- 反射率(%):83。
- 耐湿性(RH%):70。
- 熱伝導率(W/m°C):0.052–0.057。
- 「ボード」型:エッジが直線的で、吊り下げシステムの幅は24mmです。
- 「テグラル」型:エッジに段差があり、吊り下げシステムの幅も24mmです。
- 「マイクロルック」型:エッジに細かい段差があり、吊り下げシステムの幅は15mmです。
写真2 – ARMSTRONG ECOPHON ALBES天井
耐湿性のある天井パネルの種類:
- アームストロング型の耐湿性天井は、温度変化が激しい場所や湿度の高い場所にも適しています。プール、サウナ、病院、洗濯室、倉庫、技術施設、テラスなどに使用されます。
- "NEWTONE Residence"や"MYLAR"などがあります。
音響性能の高い天井パネルの種類:
- アームストロング型の音響天井は、吸音性能が高い場所に推奨されます。講堂、レストラン、ホテル、オフィス、学校、プール、病院などに適しています。特に医療施設用には専用のモジュラータイプの吊り天井が開発されています。
- "FREQUENCY"や"NEEVA"などがあります。
写真3 – レストラン内のモジュラーミネラル天井
衛生的な天井パネルの種類:「BIOGUARD」
- なお、「BIOGUARD」タイプの衛生性吊り天井は医療施設だけでなく、食品業界や医療関連施設にも適しています。
デザイナータイプの天井パネルの種類:
- アームストロング型のデザイナータイプ天井は、従来のオフィス用天井とは異なり、天井表面にユニークな模様を作り出すことができます。このような装飾的な天井は、オフィス、小売店舗、コテージ、バー、ディスコなどにも適しています。
- "CIRRUS DORIC"、「CIRRUS IMAGE」、「GRAPHIS CUADROS」、「GRAPHIS DIAGONAL」、「GRAPHIS LINEAR」、「CELLIO」、「VISUAL V49」などがあります。
重要!リストにある天井パネルの種類は、構成成分は同じでも質感や厚さ、取り付け方法が異なる場合があります。
- これらの天井パネルの名称は、特定のタイプの吊り天井をメーカーのカタログで簡単に探すためのものです。
写真4 – アームストロング天井。内装材としてガラスが使用されています
アームストロング天井:各タイプの技術仕様
「バイカル」型吊り天井:
- 構成材料:ミネラルファイバー。
「オアシス」型吊り天井:
- 構成材料:表面が粗いミネラルファイバー。
アームストロング型吊り天井システムの利点
- ・ミネラルファイバー製のパネルは不燃性で、優れた音響性能を持っています。
- ・このシステムを使用すると、どんな部屋でも快適さが向上します。
- ・アームストロング型天井を使用すると、暖房される空間の容積を大幅に削減できます。
- ・モジュラー構造なので、天井内に照明器具を取り付けやすく、部屋の機能的な区分を明確にし、中央部に照明を配置することも可能です。
- ・組み立てたシステムの重量が軽いため、大きな面積にも設置でき、追加の仕切りや支持構造を必要としません。
アームストロング型吊り天井の欠点
- 耐湿性のあるタイプや洗浄可能なタイプを除けば、他の材料は湿度に弱いです。
アームストロング型天井の設置方法
このような天井の設置では、簡便さと迅速性が最大の特徴です。
写真5 – 設置において重要なステップ – 天井の断熱処理
- パネルのエッジタイプ:
- 選択したパネルのエッジタイプを正確に把握することが重要です。これによって使用する吊り下げシステムのタイプが決まります(それぞれT-24型、T-15型です)。
- 吊り下げシステムは、吊り天井の基本的な構造を支えるものです。
- 標準的な色調は白色ですが、オフィスにはカラータイプやクローム、ゴールドなどの仕上げも可能です。
アームストロング型天井の計算方法
- ミネラル製吊り天井を設置する際に必要な材料の量は、「オンライン計算ツール」を利用して簡単に算出できます。周囲の長さと天井の面積を入力すれば、必要なパネル数や付属部品を確認することができます。
- 以下に計算例を示します:
- 例えば、天井の面積が12m²、周囲の長さが14mの小規模なオフィスで穿孔型カセット天井を設置する場合です。
- 必要なデータを入力すると、以下の結果が得られます:
図2 – アームストロング型天井の自作方法。必要な材料の計算結果
- その他の計算には、以下の表を利用してください:
図3 – 吊り天井の計算式