トルコのイスタンブールにあるデザイナーによる「ウルス・ハウス」

プロジェクト名:ウルス・ハウス
建築家:デザイニスト所在地:トルコ、イスタンブール、ウルス面積:2,583平方フィート写真提供:カディル・アスナズ・フォトグラフィーデザイニストによるウルス・ハウス
イスタンブールの高級住宅地に位置するウルス・ハウスは、ミニマリズムをコンセプトに設計されており、当時の貴重な家具を使用して顧客のアートコレクションを引き立たせるエレガントな空間が創造されている。
このプロジェクトでは、アートを収集する家族が所有する私邸の内装を再構築した。イスタンブールの高級住宅地にあるこのヴィラからはボスポラス海峡の美しい眺めを楽しむことができる。広々としたリビングルームのレイアウトは非常に対称的で、2本の柱が空間を3つの部分に分けており、両端には狭いニッチが設けられている。このデザインはミニマリズムを重視しており、当時の貴重な家具を使用することでアートコレクションを引き立たせるエレガントな雰囲気が生まれている。

リビングルームに入ると、入口から半段上がった場所にある。ボスポラス海峡を望む広いガラス壁はまるで芸術的なフレームのようで、広々とした空間全体を引き立てている。中央に位置する2本の柱がリビングルームを3つの部分に分けている。
デザイン段階では、これら2本の柱が全体のコンセプトの中で目立ちすぎず、また邪魔にもならないよう慎重に計画された。そのため、特殊な金属パネルを使用して装飾し、見た目も触れ心地もユニークな仕上がりになっている。これらの金属パネルはデ・カステッリ社製で、金属板に特別な加工を施すことで、アントラサイト色から青色にかけての美しいグラデーションが表現されている。天井からの間接照明と組み合わせることで、これら2本の柱は空間の中で目立たないながらも中心的な存在となっている。

リビングルームの内装を改修する際、最初に重要な決定の一つは、既存のダークレッドのマホガニーパーチェックを再研磨してより濃い茶色に仕上げることだった。これにより空間全体が統一され、アート作品が控えめなインテリアの中で際立つようになった。リビングルームの両端にはそれぞれ機能的なスペースが設けられており、一方は暖炉用、もう一方は特別にデザインされたミニバー用だ。
暖炉側では、既存の玄武岩壁をテクスチャーのある灰色の石タイルでリフォームし、古びた雰囲気を一新した。暖炉壁が覆われた後には、家族の書籍やアート作品を展示するための薄い棚が設置された。左側の狭い暖炉ニッチにはセルジュ・ムイエ製のウォールライトが設置されており、非対称な壁面をバランスよく引き立てている。夜間にはこの照明が印象的な効果を発揮する。この部分の天井にはダークな鏡面パネルが取り付けられており、狭い空間に奥行きを与え、庭にある美しいマグノリアの木の姿を反射している。

リビングルームの反対側には、ホームパーティーでカクテルを用意するためのミニバーエリアが設けられている。ミニバーのデザインは、平日には薄いガラスドアで隠されるようになっており、両端には石で覆われたドアがあるため、グラスやボトルが乱雑に並んでいても目立たない。
広々としたリビングルームの壁面全体には布地の壁紙が貼られており、家族が所有する貴重なアート作品を引き立てる柔らかく優雅な背景空間が作られている。アート作品の鮮やかな色合いが空間全体に活力を与えている。
家具や照明の選択は、顧客の高いセンスに基づいて非常に慎重に行われた。1920年代から1950年代にかけての著名なデザイナーが手掛けた貴重な家具も含まれており、その中にはヴィトラ社製のイサム・ノグチによる人気のコーヒーテーブルや、セルジュ・ムイエによる優雅なトーテムランプなどがある。リビングルームの反対側にはアイリーン・グレイによるブリック製のスクリーンが設置されており、その優雅なデザインが1920年代のアイリーン・グレイの美学を感じさせる。このスクリーンは単なる仕切りではなく、まるで彫刻のようにリビングルームに存在感を与えている。
- プロジェクトの詳細と写真はデザイニストから提供されたものです。







