LOCI ANIMAによる『NEW SPIRIT OF LA GÉODE』
元のテキスト:
パリ19区のパルク・ド・ラ・ヴィレットの中心にあるラ・ジオードは、1985年にエイドリアン・ファインシンガーによってデザインされた建築の象徴です。今回、パリを拠点とするスタジオLoci Animaがフランソワーズ・レノーの指揮のもとでこの建築物を再解釈しました。2024年12月に完成したこのリニューアルは、従来の映画館の概念を超え、他に類を見ない多感覚的な没入体験を提供しています。
新たな建築言語による没入体験
これまでIMAXシステムがラ・ジオードの特徴でしたが、このリニューアルによって空間全体が建築的な幻想へと変わりました。その第一歩が二色性のファサード構造です。自然光と相互作用するよう設計されたこの幾何学的なファサードは、現代のステンドグラスを思わせ、透明性、反射、色彩の深みを組み合わせて彫刻的な一体感を生み出しています。
中に入ると、訪問者はまず夢のような菓子店の空間に迎えられます。この遊び心あふれたディテールが建築と想像力を結びつけ、来場者を壮麗な半球形のホールへと導きます。そこでは光と影、幾何学が織り成すショーが、映画が始まる前から繰り広げられます。
工学技術と原始的な魅力の融合
ラ・ジオードの元々の「キノコ型」コンクリート構造は、わずか4平方メートルの中央柱だけで支えられている工学上の奇跡です。この構造はそのまま保持され、称賛されています。IMAXプロジェクタープラットフォームや受付エリアなどの新しい要素も、精巧な構造バランスを保ちながら統合されました。ラ・ジオードの原始的な魅力はそのまま残り、コンクリート製の大聖堂として表現されています。内部では360度プロジェクションが壁全体を覆い、探索や相互作用を促しています。浮かぶように設置された11メートルの階段やパノラマエレベーターが来場者を建築物の中を案内し、象徴的な球形ドームのユニークな眺めを披露しています。
新世代の映画館:技術と快適さの融合
1000平方メートルに及ぶ巨大な半球形スクリーンが導入され、180度IMAX 4KレーザープロジェクションシステムとIMAX 6.0オーディオシステムによって映像が上映されます。座席数は400席から286席に減らされ、より広々とした空間と快適性が確保されています。個別調節可能なリクライニングチェアも備わっており、6種類の角度で座ることができます。 上映前には、ドーム内でパルク・ド・ラ・ヴィレットを巡るバーチャルツアーが行われ、外部の風景と内部の幻想との境界線が曖昧になります。技術仕様
-
スクリーン:直径27メートルのドーム。559枚の微細穿孔アルミニウムパネルを使用。
-
映像システム:IMAX 180度4Kレーザー投影システム。
-
オーディオ:IMAX 6.0オーディオシステム。
-
用途:映画館および会議ホールとして使用。
-
建設期間:24ヶ月。








