パリにおけるロマンティックな折衷主義
このようなデザイン例は、私たちを深く文化や歴史の中へと導き、すぐにまた現実に戻してくれる。まさに文化的な内容に富んだ「デザインツアー」のようなものだ。今、目の前にあるこのインテリアもその一例であり、パリにある非常に興味深いアパートだ。ここにはゴシック様式の要素も見られ、それが独特のロマンチシズムと共に「地獄的な雰囲気」を生み出している。繊細な線や装飾的なディテール、細い鎖などがゴシック様式を際立たせており、黒色の鍛造鋼が使われている場所には必ず温かい光や蝶が登場する。これによって、部屋全体のやや厳しい雰囲気が和らげられている。高い天井やルネサンス様式の装飾も空間に趣を与えている。一方で、ロフトの特徴も軽快な解釈で取り入れられており、全体のデザインに居心地の良さを加えている。木製の脚付きスツールや無処理の木材が磁器製品と組み合わさることで、ルネサンス時代から現代へと移行していく雰囲気が生まれ、リビングルームからキッチンへと続く空間を形成している。プラスチックや布地で作られた明るい装飾も、私たちが21世紀にいることを強く印象付けており、これらすべては真のアーティスト兼デザイナーによる高度なプロフェッショナルな仕事の結果だ。














