アパートにおける天井吊り下げシステム
もう一つの利点は、吊り天井は自分で取り付けることができるという点です。張力式のフィルム天井は専用の工具がなければ取り付けられず、たとえ工具があっても素人がその薄いフィルムを傷つけずに設置するのは難しいです。初めて鏟や定規を使う初心者にとって、天井をきれいに塗装することは不可能に近いでしょう。これらの作業と比べると、吊り天井の設置は自分で行うにも適しており、部屋の仕上げに最適です。
さまざまな種類の吊り天井ですが、取り付け方の原理は共通しています。しかし、使用される材料やデザインが異なり、設置や使用方法にもそれぞれ特徴があります。

写真1 – Luxalonの装飾用リブ付き吊り天井
吊り天井の種類
アルミニウム製吊り天井
アルミニウム製吊り天井には多くの利点があります。
まず、アルミニウムは湿気を吸わず、錆びることもないため、カビや菌類が繁殖する環境を作り出しません。その耐湿性と衛生性から、この種の天井はアパートだけでなく病院にも設置できます。
次に、防火性と耐久性に優れており、他の吊り天井よりも2倍以上長持ちします。
さらに、その見た目はインテリアデザインを美しく引き立てます。
アルミニウム製吊り天井には様々な種類があり、パネルの形状によってリブ付き、カセット型、格子型などに分かれます。
リブ付きタイプは、エッジが曲がった長いアルミニウムストリップで構成されています。取り付けには壁角プロファイル、吊り金具、支持用プロファイルが必要で、これらにリブを差し込んで固定します。閉じたタイプの場合はこれだけで十分ですが、開放型の場合は装飾用の部品も使用されます。

写真2 – 黒白カセット型アルミニウム吊り天井
カセット型は、壁角プロファイル、メインプロファイル、クロスプロファイル、吊り金具で構成される吊りシステムにアルミニウム製のタイルを取り付けたものです。
アルミニウム製吊り天井にはマットや光沢のある仕上がり、無地や透かし模様などがあり、さまざまな色合いも選べます。
格子型吊り天井は、特別な装飾と非定型的なデザインが特徴です。
グリラート型は、U字型のプロファイルと、これらを組み合わせた小さな格子で構成される吊りシステムです。
アパートにアルミニウム製吊り天井を設置する際には、天井の高さとデザインが重要になります。部屋の天井が低い場合は、スペースをあまり取らないリブ付きタイプが適しています。一方で、天井が高い場合は、複数の層や曲線、波形のデザインも可能です。
アパートでの使用例:
- リブ付き・カセット型吊り天井 – ホール、キッチン、トイレ、バスルームなど
- グリラート型・ミラーカセット型吊り天井 – エントランスホールやリビングルームなどの一部の場所に

写真3 – 多様な照明オプション付きグリラート型格子吊り天井
PVC製吊り天井
PVC製吊り天井の主な利点は、価格が安いことと耐湿性です。
安価で、濡れにくく、掃除も簡単な天井が必要な場合、プラスチック製の吊り天井が適しています。
湿度の高い部屋や頻繁に掃除が必要な場所では、プラスチック製が迅速かつ安価に天井を設置するための唯一の選択肢となることがあります。
しかし、発泡スチロール製の吊り天井と同様に、PVCも防火性や健康面から見れば最適な材料とは言えません。有害物質の放出問題については意見が分かれていますが、生活空間の仕上げ材としては環境に優しいとは言えないでしょう。
PVC製パネルの取り付け方法は簡単で、石膏ボードを使う基本的な枠組みと同様です。下地にはプラスチック製の角部プロファイルを設置し、その上にパネルを差し込んでネジで固定します。
PVC製吊り天井では、2層構造も可能で、さまざまな色や模様のパネルも選べます。
アパートでの使用例:
キッチン、エントランスホール、トイレ、バスルーム、バルコニーなど

写真4 – バスルームのPVC製吊り天井
ガラス製吊り天井
ガラス製吊り天井を製作するには、他の吊りシステムよりも多くの時間とコストがかかります。このタイプの天井に使用される材料も高価です。
しかし、これがガラス製吊り天井の唯一の欠点と言えるでしょう。その技術的な特性と美的な魅力は、その高い価格に見合っています。
ガラス製や、より安価で軽量なアクリル製の吊り天井もあります。透明、ミラー、マット、カラーフィルム入りのガラスを使用することで、インテリアが洗練され、開放的な雰囲気を演出できます。
天井の形状もさまざまで、平らではなく半球形にすることも可能です。照明効果にも特別な配慮が必要で、ミラーガラス製の吊り天井では透明で光沢のある装飾品が美しく反射し、半透明なガラスの後ろに設置された小さな電球が星空を再現します。また、カラーフィルム入りのガラスの後ろに隠された照明は、空や日光のような感覚を演出します。
アパートでの使用例:
どの部屋にも適しており、特に子供部屋にも最適です。

写真5 – マットガラス製の吊り天井
ガラス製吊り天井の自作方法
吊り天井の価格やデザインを考慮する際には、まずサンプルパネルを確認し、将来の天井のおおよその設計をスケッチし、吊りシステムの寸法もしっかり決めておく必要があります。これにより、必要な材料の量や費用、配置を容易に計画できるからです。
標準的な吊り天井の設置にはArmstrong型の吊りシステムが使用されます。このタイプのガラス製吊り天井システムは、照明器具の修理が必要になった場合にも便利です。
ガラス製吊り天井を設置する際には、システムが重いガラスパネルを支えられるように十分な強度が必要であるため、他の素材を使用した吊りシステムよりも多くの吊り金具が必要になります。
まずはレイアウトを決め、すべての照明器具を取り付け、壁角プロファイルを設置し、T字型のプロファイルで作られた格子も吊り金具で天井に固定します。その後、ガラスやアクリル製のパネルを取り付けます。
ドーム形など非平らな形状の天井を設置する場合は、専門家に依頼する方が安全です。

写真6 – バスルームのミラーガラス製吊り天井
吊り天井システムと価格
各種吊り天井の価格を比較することは有用です。アルミニウム製リブ付き吊り天井の場合、1平方メートルあたり265ルーブルから、カセット型は230ルーブル、グリラート型は300ルーブルです。PVC製吊り天井のパネルの場合は、1枚あたり40ルーブルです。ガラス製吊り天井の場合は、吊りシステムを含めて1平方メートルあたり1800ルーブルです。