唯一無二の存在:レニングラードスキー大通りにある「豪華な邸宅」

このページは以下の言語でも利用できます:🇺🇸🇷🇺🇺🇦🇫🇷🇩🇪🇪🇸🇵🇱🇨🇳🇮🇳
モスクワで最初に建てられた多層階のパネルハウスと、イギリスのデザイナーウィリアム・モリスの作品には、何が共通点なのでしょうか?

もしダイナモ地下鉄駅付近のレニングラードスキー大通りを運転したことがあれば、その優雅で装飾的なファサードを持つ建物を確実に見たことでしょう。首都にしては珍しい建築様式ですが、このような住宅は郊外の地区でも建てられていました。興味ありますか?詳細をお伝えします。

住所:モスクワ、レニングラードスキー大通り27番地建設年:1936年~1940年代設計者:建築家アンドレイ・ブルコフ、ボリス・ブロヒンスタイル:ソビエト・アールデコ

構想と現実:アンドレイ・ブルコフとボリス・ブロヒンは、この6階建ての住宅を標準的なプロジェクトとして計画しました。彼らは、集合住宅が機能性だけでなく美しさも兼ね備えるべきだと考えていました。もしこのアイデアが実現していたら、モスクワの郊外地区はどのように変わっていたでしょうか。残念ながら、大祖国戦争によりこの壮大な計画は中止され、ブロヒンの設計したこの建物だけが唯一無二の存在として残りました。

特徴:キッチンのバルコニーやその内部には、花の装飾をモチーフにした優雅なコンクリート製の格子模様が施されています。これらは有名なグラフィックアーティストウラジミール・フラヴォルスキーのデザインに基づいています。遠くから見ると、この格子模様は田舎の家にある装飾的なシャッターのように見えますが、実際にはアール・ヌーヴォー様式や、イギリスの著名なデザイナーウィリアム・モリスの花柄を参考にしています。

愛称:その装飾的な特徴から、この建物は「豪華な家」または「レース模様の家」と呼ばれています。バルコニーや窓が交互に並んでいることから、「アコーディオンの家」という愛称でも呼ばれています。

Photo: a-shuster.livejournal.com写真:a-shuster.livejournal.com

ご存知でしたか?「豪華な家」はモスクワ初の多層構造のパネル住宅です。信じられないかもしれませんが、外壁に使われているパネルは大理石ではなくコンクリート製です。元々は均一な色合いを出すことができなかったため、製造過程で色素が添加されたと言われています。

住居の数:90戸

間取り:6階建てのこの建物には1つの入口しかなく、左右に広々とした階段があります。当初、これらの住居は1世帯用に設計されましたが、キッチンが非常に小さかったのが欠点です。当時は食事をレストランで作り、自宅では温めるだけという考え方が一般的でした。

賃貸価格:2LDKのアパートは1,190万ルーブルから、3LDKのアパートは1,600万ルーブルです。

家賃:デザインリフォーム済みの2LDKアパートの月額家賃は11万ルーブルです。

表紙写真:デニス・エサコフ撮影

関連記事もぜひご覧ください:

  • モスクワの「バチェラーズハウス」は誰が建てたのか?
  • ナロードナヤハウス:モスクワにおける集合住宅の未来はあるのか?
  • モスクワの「脚立ての上の家」は誰が建てたのか?